1. トップページ
  2. 製品ラインナップ
  3. オイルセンサ
  4. オイルクオリテイセンサー(OQS)

オイルクオリテイセンサー(OQS)

「オイルクオリテイセンサ(OQS)は作動油・潤滑油の本質的なオイルコンディションモニタリングを可能にする「超高精度センサ」です。

オイルは経時的に劣化するため、交換が必用となります。RMFは、機械状態監視におけるオイルコンディションモニタリングについて、どのようなセンシングをすれば、より正確なオイルの劣化判定ができるかを考えました。RMFが開発したOQSは、静電容量と導電率の両方の原理により、2次元的にオイルの劣化を判定することが可能な画期的なセンサです。

OQS・オイルクオリティセンサの特長

01

高精度2次元センシング

静電容量と導電率の2次元的な原理により高精度センシング
(他の誘電率測定センサの60倍以上の精度 当社調べ)


02

対象オイル種別設定可能

OQSはオイル種別のデータベースを有しており、組成が異なるオイル(鉱物油・合成油)の種別を予めセンサに設定することが可能


03

特定オイルデータ作成可能

既存のデータベースにないオイルについては、特定のデータを作成可能
 


04

温度補正機能あり

従来型センサの大きな課題であった、温度変化(高温・低温)に対する補正機能を搭載


05

コンパクト、高耐久性

OQS は機械への搭載が容易なコンパクト設計、更に高耐久性能
 


OQSケーブル各種

アプリケーション・用途に応じた接続構成が可能です。

OQSケーブル各種

なぜオイルは劣化するのか?

OQSが着目するオイル劣化プロセス

オイルが酸素に触れている以上、必ず経時的にオイルの劣化は進行します。
狭義において、オイルの劣化とは、オイルの正常分子である炭化水素(C-H)に酸素(O)が結合し、異常分子構造となる酸化劣化を指します。
(広義には、 ①オイル自身の酸化劣化 ②汚染度の上昇 ③添加剤の消耗 も含めて、オイルの劣化と言います。)

このオイルの酸化劣化は、様々な要因で起こります。高温による酸化や、摩耗粉・すす等内部から生じるコンタミネーションの増加、水分・燃料・冷却水等外部からの侵入が酸化の触媒となり、酸化劣化は進行していきます。また、そのスピードは、使用される環境(温度・圧力・コンタミ)や水分・燃料の混入、添加剤の消耗度合により変わります。

オイルの酸化劣化により、中間体としてアルデヒド・ケトン・ヒドロペルオキシド・カルボン酸等の極性物質が発生します。さらに進行すると、油に不溶のスラッジとなり、これが電磁弁の作動不良や油回路を閉鎖させる等の潤滑トラブルを引き起こすのです。

オイル劣化プロセス

オイルの電気化学的特性から高精度検知

OQSセンシング原理

OQSは高周波電流(AC)により、潤滑トラブルの原因となる極性分子を検知し、静電容量(Capacitance)と導電率(Conductance)を正確に計測することで、2次元的な高精度センシングを可能としています。
オイル中に極性分子が存在すると、導電率が上昇する特性を利用して、電気を溜められる能力から通電する数値を差し引き、これを損率(ロスファクター)としてとらえ、劣化数値を判定します。

OQSセンシング原理

オイル劣化判定の指標

オイルクオリティINDEX

オイル劣化判定には、オイル粒子計測(ISO/NAS規格)のような国際規格がありません。RMFは、数千もの劣化オイルの損率を調べデータベース化し、独自の「劣化判定表/オイルクオリティINDEX」を構築しました。

OQSは、損率(ロスファクター)のパーセンテージにより、劣化を数値化します。OQSでセンシングされた損率が、4~20mAによりアウトプットされ、-2から21まで24段階のオイルクオリティINDEXに変換されます。

オイル劣化判定の指標

判定結果の表示・常時モニタリング

OQD/オイルクオリティディスプレイ

OQD/オイルクオリティディスプレイ(表示器)を接続すると、オイルINDEXの数値が表示されます。また、LEDライトがオイルの状態を示します。

判定結果の表示・常時モニタリング

オイル情報等の設定からデータの活用まで

OQS専用ソフトウエア(OQS-VIEW)

OQS専用のソフトウエアをパソコンに設定すると、各種機能が活用できます。

OQS専用ソフトウエア

外形図

ハイフローフィルタ

主な仕様

OQS/オイルクオリティセンサ 仕様
測定レンジ -2~21 オイルクオリティインデックス
材質 ステンレススチール
出力 4-20mA
通信 Modbus RS485
CANbus RS485
寸法 90mm×37mm
適応油種 鉱物油(石油系) 合成油系
液体温度範囲 -20~120℃
最高使用圧力 2.0Mpa
電源電圧 9-30VDC
保護等級 IP67
耐衝撃性 50G
再現性 3%
重量 160g
出力接続 6ピン
接続ネジ G1/2
OQD/オイルクオリティディスプレイ 仕様
材質 ポリカーボネイト
出力 4-20mA
寸法 120mm×66mm×42mm
液体温度範囲 -30~65℃
電源電圧 9-30VDC
保護等級 IP67(接続時)
重量 225g

お電話でのお問い合せは03-6804-6585

このページの先頭へ

製品ラインナップ
RMFの基本思想
オフライン・オイルフィルタ
(OLUS・ OLU/W・BPU/W)
RMFの先端設計
大流量オイルフィルタ
(GOLU)
捕捉性能 最大2450g
液体用ネオプロセスフィルタ
(BETA X)
コンタミは入れない
ドライヤー付エアブリーザ
(KL・ACL)
貯蔵タンクの汚染リスクを防ぐ
高精度エアブリーザフィルタ
(DC-ND-35)
オイルミスト対策
オイルデミスタ
(DM140・DM210)
世界基準の劣化判定
オイルセンサ
(CMS・OQS)
パーティクルカウンタ(CMS)
クオリティーセンサ(OQS)
RMFの対応力
RMFアラカルト
RMFシステムとは
導入・改善事例
製品ラインナップ
サポート情報
会社案内