~欧州高級車種~
トランスミッションの清浄化で多段化への挑戦を支える
精密部品の集合体であるトランスミッションは、構成部品の清浄度が品質と信頼性に直結します。そのため組付け前の部品レベルで洗浄されますが、多くの洗浄プロセスでは汚れた洗浄液で洗うため、汚れの再付着(=製品NG率UP)が課題となっています。洗浄機にはバッグフィルタなど簡易的なフィルタが搭載されていますが、性能は低く、繰り返し使用する洗浄液を「キレイ」にできていないのが実情です。
課題
200μm以上の残渣異物
洗浄液の繰り返し使用による、製品への異物再付着
対象設備 | トランスミッション部品洗浄装置 |
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液 種 | 水溶性洗浄液 |
導入製品
- 高精度
マルチリキッドフィルタ
BETA X - グラスファイバーエレメント
90μm
改善されたポイント
ファイングラスファイバーを独自のプリーチング技術により成型したBETAXは、一般的なバッグフィルタでは取りこぼしていた数μm~数百μmの異物を高精度(99.98%)に除去します。さらには長寿命設計により交換頻度を抑制したことで、製品の信頼性向上と保全工数の削減の両面に寄与しました。