~粉塵、湿度、熱~
過酷な環境からシステムを守る
製銑・製鋼・圧延など引火リスクの高いプロセスで用いられる「難燃性作動油(リン酸エステル・脂肪酸エステル)」には加水分解によりスラッジの発生しやすい油種があります。特に「スーパークリーン」を求めるサーボ弁系統などの油圧システムでは、コンタミ汚染と水混入に注意が必要です。
課題
突発的な機械故障発生による
生産性低下と保全費の高額化
対象設備 | 圧延圧下油圧 |
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油 種 | 脂肪酸エステル(VG32) |
油 量 | 3000L |
導入製品
- オフライン・ハイフローフィルタ
GOLUシリーズ - グラスファイバーエレメント
3μm
改善されたポイント
耐液性に優れたファイングラスファイバーをエレメント素材に採用したことで、アタック性の強い「難燃性作動油」にも適応しました。また優れた濾過性能βx(c)≧1000と捕捉性能(DHC)を両立できたことで、サーボ弁や比例制御弁を用いた圧下油圧など制御油圧の稼働率向上、更には保全工数の軽減にも貢献しました。