「大流量」×「高精度」を実現したGOLUハイフローフィルタ
ハイフロー(80L〜470L/min)用に開発されたグラスファイバーエレメント “各種β値(c)≧1000” を搭載。
いままで困難であったオイル清浄度(ISO・NAS等級)へ最速で到達!
大流量でも驚異のコンタミ除去効率を実現!
RMFシステムの高効率濾過技術を搭載。
大容量を確実に、清浄度アップしたいユーザーへ。
本体設計 大流量 80L/min, 470L/min
効率的に機能する究極のコンパクト設計
- ・油圧メーカーならではの耐圧・耐久設計
- ・パワーと安定性に優れた高性能設計
グラスファイバーエレメント“β値 xμm(c)≧1000“実装
大流量用に開発された理想的なエレメント
- ・選べるフィルタエレメント
- ・大流量設計・高粘度対応
- ・高効率微粒子除去性能
- ・大容量コンタミ捕捉容量
主な用途
「大流量」×「高精度」な “コンタミネーションコントロール” を求める油圧潤滑システム
建設機械・特殊車両 | 出荷前フラッシング |
---|---|
造船・舶用エンジン | MEエンジン出荷前フラッシング |
製鉄 | 自家発電装置タービンフラッシング |
電力 | 大型タービンフラッシング |
自動車 | ATF、CVT、トランスミッションなどのファイナルテスター清浄度管理 |
油圧機器 | 油圧モータ、HST、シリンダポンプ、バルブなどのファイナルテスター清浄度管理 |
特長
優れたハウジング設計と油圧メーカーならではの堅牢性
押し出し成形されたアルミニウムハウジング本体と配管を出来る限り使用せずシンプルに多連化できるマニホールドブロックの採用は、オイル漏れが無いだけでなく、コンタミ監視機能を目的としたテストポイントを内蔵しているかしこい設計です。
選べるフィルタエレメント/1~12μm
RMFグラスファイバーエレメントは、ガラス繊維を多層に絡み合わせシール状に形成し、プリーツ状に折り畳むことにより濾過面積を最大化しました。これにより、大流量ながらも圧倒的な濾過効率と捕捉性能が可能になりました。
目標清浄度に応じて各種エレメントを選択可能、水分除去タイプは高分子ポリマー混合エレメント採用にて、最大5Lの水分除去が可能です。
エレメント性能
- 材質:グラスファイバー(水分除去機能付はポリマー混合)
- 濾過面積:4.95㎡
- 粘度範囲:12-800cSt
- シール材:VITON
- 圧力限界値:0.86Mpa
- エレメント交換圧力:0.35Mpa(VG32@40℃)
圧力損失とはISO3968差圧・流量特性試験で測定された数値で、エレメントの流量性能、対粘度範囲を示す重要な数値です。
圧力損失が低いため、高粘度ギアオイルにも対応できる優れた流量特性を持ち、安定した高精度濾過を可能にしました。
ベータ値 βx(c)とは ISO16889マルチパス試験に基づき算出され、フィルタ前後に測定されたコンタミ粒子数の比率を表しており、エレメントのコンタミ除去能力を示す最も適切な数値です。
ベータ値に裏付けされた濾過性能が大流量フィルトレーションにおける効率的なコンタミ除去を可能にしました。
捕捉容量とは、特定の圧力に達するまでのISOテストダスト捕捉能力にて算出されたエレメントのコンタミ保持能力を示す有用な数値です。
エレメント1本あたり527g~1054g (ダスト:MTD) のコンタミ保持能力があり、エレメントの長寿化を可能にしました。
MEエンジン出荷前
フラッシング
国際海事機関(IMO)の第3次規制をクリアする電子制御エンジンの導入に伴い、舶用原動機のエンジンオイルは、ISO4406の国際規格に基づく清浄度レベル(ISO16/13)までフラッシング作業が実行されます。
タービンオイル
フラッシング
発電装置の定期検査では最終工程としてタービンオイルのフラッシングが行われます。このフラッシングは、分解点検時に潤滑系統へ混入したゴミを除去する目的で行われ、NAS6級相当の清浄度レベルが要求されます。
ファイナルテスター・
テストベンチ
スマートフィルタの清浄度モニタCMS は、要求される清浄度管理レベルを常に監視します。
RMFシステムは、油圧・空圧機器の総合装置メーカーであるDGIグループの技術力により標準ラインナップの他にも、さまざまなアプリケーションでのカスタマイズが可能です。
既設ポンプを活用したアプリケーションに!
ポンプモーターを取り外した「フィルタハウジングタイプ」。流量を調整しながら清浄度を改善したい既設ポンプを活用したアプリケーションに!
汚染度の非常に高いGearの試運転装置等のアプリケーションに!
粗取り専用の「Bag Filter」をGOLUにプラスユニット1台で粗取りから精密濾過まで効率的に清浄度UPしたいユーザに!
RMFはお客様のニーズにも限りなくお応えいたします
ハウジング×2本搭載のTWINタイプ、手動切換えのDUPLEXタイプ、40l/minと80l/minの可変タイプ等、ユーザー要求にあわせたカスタマイズ対応が可能です。
バスタブ曲線とは、機械システムの故障率の変化を示すものです。図のように、機械システムの故障率は、運用開始直後の初期故障期間と、耐用年数経過後の摩耗故障期間が圧倒的に高い数値となります。
機械システムの新製品完成時には、システム内に種々の残渣(コンタミネーション)が残存しており、そのコンタミのフラッシングが不十分ですと、機械出荷後の初期故障発生に直結します。
そのため近年、油圧システム、ギヤボックス、舶用エンジン等、システムの高精度化に伴い出荷時のフラッシングの重要性が益々高まってきています。
外形寸法
コントロールボックス
エレメント性能
エレメント | β(ベータ)値 ISO4572 | β(ベータ)値 ISO16889βx(c) | 捕捉性能(g)MTDダスト |
---|---|---|---|
G01 | β1≧200 | β2.5(c)≧1000 | 527 |
G03 | β3≧200 | β5(c)≧1000 | 634 |
G06 | β6≧200 | β7(c)≧1000 | 893 |
G12 | β12≧200 | β12(c)≧1000 | 1054 |
A06 | β6≧200 | β7(c)≧1000 | 893/水分除去 約1.5L |
A12 | β12≧200 | β12(c)≧1000 | 1054/水分除去 約1.5L |
ハイフローフィルタの仕様
高さ× 横× 幅 | 1225×581×290 mm | |
---|---|---|
重量 | 115Kg | |
電源 | 3相 0/60Hz | 200/220V AC |
吸引口接続口径規格 | 1 1/2” SAE | |
出力率 | 2,2kW | |
濾過流量 | 80 l/min | |
ポンプ安全弁 | 0.5-1.5Mpa(調整可能 ) | |
最大戻り圧力 | 0.1Mpa | |
エレメント | 1,3,6,12(各種β値 xμm(c)≧1000エレメント) | |
エレメントの素材 | グラスファイバー、セルロース+ポリマー(A12 のみ) | |
水分除去エレメント | ろ材 SAP, A12 | |
粘度範囲 | 12-800 cSt |